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MBA珍道中~ie business school class of 2017 (Jan intake)

三十路後半の僕が、日本から1万キロ離れたスペインで奮闘する様をお届けします

MBA受験記①時間がかかったTOEFL

ようやくこちらにきて早くも3週間が経過。生活基盤が整ってきた。

スペインらしいこと(例;最終的な学生ビザ取得のために警察に行くアポをとらなければいけないんですが、それが2週間たっても日程が来ない)も多々ありつつ、楽しく暮らしている。プログラム開始前に少し旅行も行くことにした。

久々に東京にいたころなかった夢の8時間睡眠もとれてしまっている。

そんなこともあって、先輩学生には

「まだ本プログラムが始まっていないがゆえの余裕があるね」と意味深に言われたり・・・。

さて、今回から受験期を書くことにする。

 

先輩に刺激され、MBAを志すようになった30代のぼく。

前回お話ししたニューヨーク旅行から帰国直後、かれこれ2年ちょっと前の14年10月にいろいろとMBA受験について調べはじめたところ、

MBA受験にはTOEFLとGMATにて一定の得点を取ることが必須である

*並行して留学カウンセラーと進学先等の相談をする

*エッセイカウンセラーとともに大学に提出する入学選考書類(エッセイ)を英語で作り上げなければならない

ということが(主にウェブ情報から)わかった。

このときは、なるほどね、そういう手順でいけばできるのね、と安易に考えてしまったが、この見立ては相当甘かった。最終的には、かけたお金はテスト受験費用も考えると数百万、期間は1年半。

もっと効率的にできなかったものか、と今でも思うが、暗中模索の中で、短期間で準備していくには致し方ない金銭的・時間的な投資だったと自分を納得させている。ただ、後進の方々がこの情報をもとに、より効率的な塾投資ができれば、それにこしたことはないので、参考になるところを参考にしていただきたいと思いながら筆を執る。

 

今回は順を追って、TOEFLから。

多くのウェブの情報から、まずはTOEFLの準備をせねば、ということとなり、14年11月、当時四谷にあったI学院の門をたたいた。理由は単純明快で、30年以上の実績があったのと、その当時、海外大学院について調べていたとき巡り合った本が、I学院の院長先生によって監修されていたから、という事実であった。

まずは無料のカウンセリングを受けて、TOEICの点数(当時、たしか850点くらいだったと思う)を話したりしながら、TOEFLの第1関門となる100点越えをするためにどんなコースをとったほうがいいかをすり合わせた。その結果、まずは3か月フルパックコースに通学することとなった。フルパックとは、TOEFLの構成要素であるListening, Reading, Speaking, Writingをすべてカバーするコースで、ようはおんぶにだっこコースである。

*ちなみにTOEFLはこの各パート30点満点で、4パート合計120点満点で構成される。他のサイトで細かく説明されていると思うので、これ以上のテストの仕組みの説明は割愛する。

                                        

勉強を始めて衝撃的だったのは、各パート多々ある。

 

Listeningは、とにかく1つの設問で聞き取りをしなければいけない分量が多い。しかも質問は全体をばくっととらえてたらできる問題に加え、細部を尋ねる質問も多く、メモ取りをおろそかにしていると、あっというまに終了、ということになりかねない。長い文章を聞き取る耐久力(これは慣れはもちろん、根本的なリスニング力の強化)、そしてメモ取りテクニックが重要であることが分かった。

Readingは、私が結果的に労力をかけた分、伸びたパートであった。とにかく語彙力と読解スピードアップがポイントである。リスニング以上に長い文章と、現地(アメリカのテストなのでアメリカ)の高校生が基礎教養として持っている科学、社会、歴史分野のネタが題材になってくるので、彼らと同程度の語彙レベルがないとお話にならないのである。生まれて初めて単語帳を買って勉強し、多読も心掛けた。

Speakingは、私にとって一番衝撃的だった。とにかく時間がないし、点数がとれない。そもそも純ドメの僕にとって、いきなり15秒でお題に対する答えを60秒とか話せ、なんて無理・・・。最後まで相当手こずった。

Writingは、初期は一番点数を稼げたパートだが、後半なぜか不安定に。ただ、全般的にはどのセクションよりも安定していて、ある程度テンプレートを自分のものにし、アレンジしていけば乗り越えられるものだった。

 

だらっと各パートの受験した感想を書いてしまったが、じゃあ点数はどうだったの?という話。お恥ずかしながら、実は1年間で16回も受験しなければいけない羽目になってしまったのである・・・。言ってみれば完全に予想外に苦戦であった。

 

まずI学院入学して1か月後=14年12月に受けたTOEFLは、74点(R23 L22 W15! W14!)と完敗。で、その後、好きなパートの科目だけを3か月延長して受講し、自習も進めた結果、15年5月には5回目の受験で96点(R25, L26, S20,W25)と大幅改善した。本当にI学院のN先生、ありがとうございます。僕は本当にN先生にTOEFLの基礎は作ってもらったと思っています。

ここまでは順調だったので、すぐ100点は超えるだろう、と思っていたのだが、ここからが苦難の歴史の始まりだった。実はこの後最高得点を更新するまでに、4か月以上・9回の受験がさらに必要だったあまりか、点数もまさかの99点が数回連続するなど、なんともさえない結果に・・・。

 

その停滞期に、点数がとりにくかったSpeakingと点数が安定しないListeningを強化したいと思い、I学院の次に、Speakingは八重洲にある有名塾:E、Listeningは御徒町にあるこちらも評判の有名塾:Yに通学を始めた。Speakingは、Eに行くまで、どんな質問が来ても、無理やり話を自分が作ったテンプレートに当てはめていたが、もっとテンプレートを細分化しなければいけないことと、得点を取りやすいトピックの作り方があることを発見。そこからは支給される毎回の教材を徹底復習することで実力アップを狙った。同時に、オンライン英会話でカスタマイズレッスンに強いMにて、TOEFLスピーキングに特化したカリキュラムを組んでもらい、毎日30分、とにかく出題フォーマットになれることに徹した。しばらく19~20点台で停滞したものの、最終的には5か月を終えた後、日本人ネイティブの狙う最高得点・23点までSpeaking点数を引き上げることができた。

Listening に関しては、YESの吉井先生によるスパルタ・リスニングブートキャンプ!(先生、表現が悪かったら申し訳ありません)にお世話になった。内容はシンプルで、実際のTOEFLの過去問(想定問題?)を使って問題を解き、後半ですべての文章のディクテーションを1文1文、1語1句まで行っていくというもの。ディクテーションができているか否かは、指名された生徒が読み上げることになっているので、できないとこっぱずかしい。それまでは、なんとなくバックり聞いて、理解していたつもりになっていたのだが、これでは細部をつつく問題には太刀打ちできない。それを初回の授業で指名をされて、早速ばれてしまったのであった。

そんな中での先生の名言。それは「赤んぼのように2年間24時間ずっと英語をインプットされ続ければ、当然英語は上達するだろう。ただ、そんなこともう君たちできないよね?あと、耳ってどんどん退化していくから、同じことしたとしても、子供のようにすべて吸収できないよね?そんな僕らが対抗するなら、やっぱ知識でしょ。文法知識を持って、聞き取れない単語を推測しながら進める、これが正しい道である」というもの。これは全く同意である。本当に、ここで、英語の学習に対する姿勢(ある程度年が行ってしまったら、習うより慣れるではなく、理屈をもって勉強するべきである)を学ばせてもらった。

 

そして、最後のブラッシュアップとして、こちらもウェブで評判のA先生が主催されている1日TOEFL塾にもお世話になった。これは都内の公民館で月に何度か、A先生が少人数で各パートの強化授業を行っていただくというもの。10数回受験後だったので、TOEFLにだれてしまっていたころだったが、改善ポイントを的確に指摘いただけて、参考になった。

 

これらの積み重ねがあった結果、15年12月、回数にして15回目に、ようやく101点(R29, L26, S23, W23)を達成したのである。結果、これが私のMBAへの出願スコアとなった。

このテスト、本当になめてはいけない。なぜ100点取るのにこんな回数かかってるんだ、という疑問を持たれたかたもおられると思うが、このテストのポイントは、各パートの合算が点数となっており、どれか一つのパートがうまくいっても、どれかコケると、合計点数が伸びない。つまり、僕のように、純ドメで、ある程度の英語レベルになると、あとはスロットマシーンのように、問題内容の運、という側面も否定できないからである。実際、この15回目の点数も、Wがベストより4点も低く、おかげさまで、最終目標だった105点は取り逃してしまった。

 

今回はここまで。TOEFLについて語りだすときりがない。結構参考書も買ったし、当時できる手立ては結構試してみた気がする。が、それでも1年みっちりかかった。これがこの後のGMAT対策に尾を引いてくることになる・・・。