MBA珍道中~ie business school class of 2017 (Jan intake)

三十路後半の僕が、日本から1万キロ離れたスペインで奮闘する様をお届けします

ie business school report7 Term1授業詳細

Term2に続いて、Coreが終わる前にまとめて書いてしまう。

振り返ってみると、Term2に比べると、やや卓上的な知識が多めったかなという印象。また、結構クラスによって教授が違うと内容も変わったりするので、参考資料としてみていただければ。

また、評価ベースに関しては、すべての科目、Particiaptionは何らかとられているので、それを抜きで書いている。(Term2も同様)

 

ENTREPRENEURIAL MINDSET (起業、そして起業家とは)

セッション数・15/評価ベース;グループ・プレゼン&レポート、個人:レポート

IEの看板授業導入編。今時の流行はテックをつかった起業だと思うのだが、この授業で教えてくれるのはテックありきではなく、まずは「顧客ニーズ」の掘り起こしをしないと、サステイナブルなビジネスにならないよ、というところ。すごくあたりまえなのだが、だれしも自分で思いついたアイデアや作り出した技術は当然いとおしく、価値あるものだと思ってしまいがちだが、冷静になれということを頭から言われる。また、起業にあたっての構成メンバーの作り方や、実際のエレベーターピッチ風な短時間でのアイデア説明の方法などもカバー。教授は実際に何度か起業している卒業生で、自分の成功・失敗体験談も面白かった。

 

FINANCIAL ACCOUNTING(商業簿記

セッション数・20/評価ベース;グループ・プレゼン&レポート、個人・ファイナルテスト

いわゆる商業簿記。レベルは2級くらいか。2級以上の知識があれば、そこまで新しいことはないかも。僕はTACで渡航前に駆け込みでやったレベルだったので、とてもよい復習になったのだが、いかんせん会計の用語を英語で覚えなきゃいけないのがややこしかった。たぶんアカウンティングのバックグラウンドがある人にとっては、ちょっと物足りなかったかも。教授はIEのプログラムディレクターも兼ねた人で、カバーする授業内容は多かったものの、最終的なファイナルテストはTerm2で必要な知識に絞り込まれており、よく構成が練られていると感心した。

 

INNOVATION IN A DIGITAL WORLD(デジタル革命が起こすビジネス変革)

セッション数:15/評価ベース;グループ・レポート、個人・中間テスト

Term1で1番人気かつ僕も好きだった授業で、これもIEの看板科目の一つ。(ほかの学校だとないかも)現代においてデジタル革命が様々な変革を社会にもたらしているが、これを10個程度の大きなテーマに分けてケーススタディを通じて学んでいく。皆が知っている有名企業のケースも多いが、Term1の導入としては親しみやすく、企業の選び方もよかった。また、印象に残っているのは、いくらデジタル革命が起こっていても、それを担うのは「人間」であり、その「人間」のモチベーションを上げるための組織づくり、きっかけ作りも同時に重要であるということを再三教授が言っていたことだ。人とテクノロジーの共存、難しいが解かなければならないテーマである。

 

LEADING PEOPLE & TEAMS(組織行動論)

セッション数:15/評価ベース;グループ・プレゼン&レポート、個人・ファイナルテスト

企業内でどのようにリーダーシップをとったり、チームメイトをモチベートしていくかがテーマの授業。ほかの学校だと、Organizational behavior が近いのだろうか?どちらかというとソフトスキルの授業だという認識。ケースも人間関係や組織のトラブルを読んで、それに対してみんなで自分のバックグラウンドからだとこういうアプローチだ、と議論していく。正直、Term1では素早い議論についていきにくく、かつ僕がそういったことを体系立てて考えたこともなかったので、いちばん参加がしにくかった授業でもあるが、結構、今までの様々な企業の実績に基づいた模範解答は見せてくれるので、結構参考になった。教授は心理学PHDでIEの卒業生でもあるスペイン人女性。個別に授業のparticipationが芳しくない生徒にアドバイスをくれたり、とても親身。

 

MANAGERIAL DECISION MAKING(基礎統計)

セッション数:15/評価ベース;グループ・レポート、個人・ファイナルテスト

いわゆるビジネスでのシミュレーションに必要な統計の基礎を学ぶ授業。エクセルやその派生ソフトを使って、感度分析やリスクシミュレーション、ロジックツリー分析を行っていく。正直、まったくこの分野の授業を受けたことがなかったので、日本語の参考書がなかったら今頃死んでいただろう。入学前に少しだけこの手のことをオンラインのプレコースでやるが、授業も早く、ぜんぜん太刀打ちできない。グループメートでエンジニア出身の人がいて、彼はバリバリ課題を解いていたので、多分そっちのバックグラウンドの人に教えてもらうのも正解だったかもしれない。教授は最年少で、たぶん31歳くらいのギリシア人のナイスガイ。飲み会にも何度か来てくれたり、フレンドリー。

 

MANAGERIAL ECONOMICS(経済学基礎)

セッション数:20/評価ベース:個人・中間&ファイナルテスト

これまた僕は全くの門外漢の科目。基礎的なことを僕のような初心者のために網羅していく。僕は謎の数式が羅列してあると恐怖感を覚えるタイプなので、キンドルの日本語テキストがなかったら、テストは即死していただろう。(バックグラウンドがある人いわく、大学の基礎科目+αだろうと・・・)難しい計算式を覚えさせるというより、理屈を理解させたいためか、テストも選択式と、まさかのグラフ作成とショートエッセイ。結構これがつらかった。教授はこの科目もIEのエグゼブティブコミッティにもメンバーになっているペルー人。早口で、ちょっと訛ってて聞きにくかったが、慣れとは不思議なもので、5回くらい授業を受けると劇的に聞き取れるようになった。

 

MARKETING MANAGEMENT(マーケティング

セッション数:20/評価ベース:グループ・レポート&プレゼン、個人・レポート&シミュレーション

僕のバックグラウンドが一番生きた授業。マーケティングの基礎である4P分析、5 Force分析などからポジショニング、ブランド構築論、ブランドストラテジーと実際のビジネス実行の両立と問題点など多彩。課題もこれまた多彩で、Term1では一番手間がかかったであろう。ただ、その分、Term2以降の授業や、実際のビジネスの現場でおこる複合事象への対処の伏線にもなっていたと思う。ケースもちょっと古いけど、毎回、読みごたえがあった。ただ、ちょっと毎回の授業のサマリーはオーソドックスすぎたかも。(バックグラウンドがない人もいるので、シンプルにしたのだと思うけど)教授はMBAのAssociate DeanでケンブリッジPHDのドイツ人。欧米人は権威的でいやだと言っていたが、アジア人には好評だった。

ie business school report 6 Term2授業詳細

 

先週、Term2のテストが無事に終了。土日+1日の休みを経て、間髪を入れず今週からLab Periodに突入。私は最終的にIMBA in Practiceにて企業研修での単位取得となったため、今は帰国便の機内から、授業の感覚が忘れないうちに、各授業の概要をまとめておこうと思いパソコンをたたいている。(同じことTerm1でもやっておけばよかった・・・)

 

Term2では、Term1(これは次回以降で自分自身のためにも振り返る)で学んだ基礎がある前提で、7つの必修科目を履修していく。どの科目もMBA卒業後のキャリアを考えるとないがしろにできるものでなく、Term2に比べると少し専門性も増してくるので、グループワークに慣れたものの、授業への準備が大変だった。特にケースの分量も増えたため、主要な授業では、Perticipationポイントを稼ぐべく、なるべく事前に教授から出されるReflection Question(授業のポイントとなるケースポイントへの質問)に沿って、手書きのメモをまとめるようにしていた。

 

個々の授業に関しては、以下に記載する。学校選びの参考にしていただければ。

 

Business, Government and Society(企業政治学・社会的環境(政府、市民)へのなすべき対応)セッション数・10/評価ベース・グループ:レポート、個人;小テスト

授業のタイトルが早速うまく和訳できず申し訳ありません。

これは他のMBAでも同様のプログラムがあるところが多いようですが、米国のエンロン問題(不正会計を主導したのは某米国有名MBA卒業生だった)以降、金儲け一辺倒を目指したMBAプログラムに大きな批判が寄せられ、その影響もあってできたプログラム。

教授はカナダ人ネイティブで政治学専攻PHD。資本主義社会である以上、企業の営利活動はある意味当然の経済活動だが、社会には企業以外にも、政府、市民の大まかに2つの構成要素があり、企業の活動はこれらの2つの外部要因から大きな影響を受けるため、この2つの要素を加味したうえでの営利活動が求められることをケーススタディとディスカッションを通じて学んでいく。僕は結構好きだったプログラムだったが、毎回ケースに関する小テストがあり、これがTOEFLの細かなことを聞いてくる質問風なもので、結構てこずった。

日本企業ケース:トヨタプリウス

 

Corporate Finance(実践的コーポレートファイナンス基礎)

セッション数・30/評価ベース:グループ・レポート、個人・小テスト、中間テスト、ファイナルテスト

Term2で一番のボリュームの本授業。基礎、とつけたのは、この授業がファイナンスバックグラウンドでない人も理解できるように設計されているため。(Electiveに入ると、アドバンスコースが出現して、結構履修するとえぐいらしい)また、実践的、とつけたのは、卓上の議論だけではなく、実際、授業でエクセルで計算式を解説してくれるため。一通りのファイナンスの基礎を30回でカバーするので、毎回トピックが入れ替わり、結構バタバタ。僕はまさにファイナンスバックグラウンドがゼロなので、エクセルでさくさく式を入れながらファイナンスを学んでいく授業の運営に違和感はなかったが、バックグラウンドがあった人にはややものたりなかったらしい。(欲を言えば、もうちょっと具体的な事例とか理屈も欲しかったが)

教授はスペイン人で、スペイン最大手の銀行の投資部門出資の方で、めちゃくちゃチアフルの方だった。質問すると結構細かく対応してくれて助かった。

 

Critical thinking management(ビジネス社会学

セッション数・10/評価ベース・個人:ファイナルテスト

これもうまく和訳できない・・・。

通常Critical thinkingというと、なんだか論理的な考え方を学ぶように思えるのだが、この授業はそのイメージとはだいぶ異なり、ビジネス哲学という位置づけ。古代西洋の歴史や過去のバブルの話等を題材に、どのような社会的背景から、企業が生まれ、人々はどのような過ちを繰り返してきたか、そこから学び将来の企業経営に役立てることができる要素を学んでいく。

教授は歴史専攻のPHDの方で、カナダ人・ネイティブで話すのも早く、かつ、ケースの分量がはんぱなく(1回60ページとかあったことも)結構しんどかったが、その分、内容は濃かった。ただ、ファイナルテストが、GMATの難化版並みのリーディングボリュームと設問のレベルで、成績はいまいちであった・・・。

 

Entrepreneurial Venturing(起業アイデア実践)

セッション数・15/評価ベース;グループ・プレゼン2回、個人・レポート

IEの看板であるアントレのTerm2授業。Term1ではアイデアの抽出までを実践するが、Term2では抽出したビジネスアイデアPDCAに入れて、実現可能なビジネスプランであるかを検証する方法論を学ぶ。また、実際企業を視野に入れたす人に向けたファイナンス方法の紹介や、企業内起業(intrapreneurship)等の講義も。ユニークなのは個々のグループごとに教授とセッションがあり、プレゼン前にアポをとって、ビジネスアイデアについて個別指導をもらえるところ。教授が実際のVCの方であることもあり、実践的なアドバイスがもらえてよかった。

 

Managerial Accounting(工業簿記)

セッション数・15/評価ベース;グループ・プレゼン、個人・ファイナルテスト

Term1では商業簿記を学ぶが、Term2は工業簿記。レベルは簿記2級くらいか。渡航前にTACで簿記2級講座を取っていたためそこまで内容に違和感はなかったが、TACで3時間×10回くらいでやっていたことを英語で、かつ時間数は半分くらいでやるので、毎回授業がめまぐるしい。あと、英語での簿記用語がわからず、毎回調べるのにあくせくしていた。

教授はパワフルなフランス人(と思われる)女性で、MBAでは珍しく、教授側から指定した生徒に回答を求めてくることも多く、ちょっと緊張感も漂う授業だった。

*日本企業ケース:日産

 

Operation(オペレーション概論)

セッション数・20/評価ベース;グループ・プレゼン

概論、とつけたのは本格的な工場等の操業作業シミュレーション等は行わず、様々な業界(工場からサービス業、スタートアップ企業まで)におけるオペレーションの仕組みと課題を探っていくという授業であったため。(これはクラスによって教授が違ったので、ばらつぎがあったっぽい)僕にとっては、バックグラウンド的にも、今後のキャリア的にもそこまで重要ではなかったので、このくらいのあっさりとした概論的な授業が心地よかったが、物足りない人もいたらしい。(そういう人は、Electiveでごりごりのオペレーション・シミュレーションがあるのでそれを取るのだろう)教授はフィンランド人で、とても物腰がやらかい方で、自分でもベンチャー企業を持っていて、オペレーションの担当役員とのこと。個別にそっち方面の相談をしている生徒もいた。

*日本企業ケース:トヨタ、ホンダ

 

Strategy(企業戦略論)

セッション数・20/評価ベース;グループ:プレゼン&レポート、個人・ファイナルテスト

個人的にはTerm2で一番好きだった授業。20回の授業で差別化戦略、新規参入戦略、スタンダート化戦略、多様化戦略、国際戦略の基礎を一気に学んでいく。基礎的な財務諸表の読み込みやマーケ知識が必要になってくるため、Term1のおさらいも兼ねている。教授はスペイン人で、めちゃくちゃ早口。というのも、毎回のケースが本当は倍くらいかけてディスカッションしたいくらいのボリュームだそうで、とにかくがつがつ理屈的な部分は進めてくるが、ディスカッション時間はできるだけ取ってくれる。また、企業戦略はこれが正解、というものもないので、異なるバックグラウンドの生徒の意見を聞くのも役立った。最後のプレゼンは、僕がリードして戦略を立てる係となり、結構時間がかかったものの、良い仕上がりになったと思っている。(まだ成績がでてないので評価はわからないが・・・)

*日本企業ケース;任天堂、P&Gジャパン

ie business school Report5 ソフトスキル関連プログラム

Term2もいよいよ終盤に突入。毎回で恐縮ですが、ほんと時間が経つのが早い。(こっちに来てから、1日6時間は寝るようにしているせいかもしれないが)

 

学校のプログラムは、先週~今週にかけて提出が設定された各科目のグルーブ課題でほぼTerm2も佳境に。Term1では手探り状態だったグループメイトとのコミュニケーションや作業分担が、Term2ではお互いの性格や人柄がわかってきたせいか、少しばかり効率が良くなってきた気がする。ただ、Term2になってからリーティングの分量が増加しており、土日も心休まる?ひとときがあまりなく、あくせく奮闘。そんなこんなしているうちに、来週もうT期末テストに突入してしまうので、あっという間にMBAの前半が終了してしまいつつある昨今だ。

 

今回は、Term2の授業紹介をしようと思っていたのだが、その前に、いわゆる「ソフトスキル系」の授業について紹介したい。IEではTerm1~2にかけて、隔週にてBehavioral Fitnessという授業がある。これは

例えば交渉術、自己分析、自己課題の把握・改善プランの設定、キャリアを含めたライフプランの立て方、などな・・・。

今までの私の経験上、この手の科目は、はっきり言ってまったく実践に役立たないものであるという認識が刷り込まれていた。たとえば、大学、企業の研修等で、たいていの方はこのような類似の経験はおありだとおもうが、どこまで実際に役に立っていたのかは疑問符であったかと思う。

 

ところが、このBehavioral Fitness、すでに30代後半の私ですが、環境と心持が変われば、相当ためになることがわかってきたのである。

 

Term1では、自己分析結果をもとに、自分と同じ種類の学校生活上の悩みや課題を抱えるもの同士がペアとなり、同じ課題を共有しながら、お互いの課題解決に向けた目標設定~数週間経過後の目標達成度の確認までがカリキュラムに組み込まれていた。私が設定した課題は「授業中やグループワークの中で、いつ、どのタイミング、そしてどのくらい正確な内容を発言したらいいか測りかねる」という、結構アジア人にありがちなものであったのだが、ペアになったのはまさかの陽気なお国柄のブラジル人。最初はお互いペアに強制的にされたので超ぎこちなかったのだが、彼から実はこういうところに課題意識がある、ということを先に打ち明けてくれ、そこから一気に共感が生まれ、彼との心の壁がほぐれ、お互いいろいろなことを共有・相談し、どうやったら同じような課題を少しでも良い方向に持っていけるのかを話し合うことができたのだ。これは非常に貴重なきっかけで、自分だけで課題を解決しようとした場合、周りが見えなくなってしまい、独りよがりになりがちなのだが、他人も同じ課題をもっているので、僕の場合、自分だけではなく彼にも有効となる解決法を考えるためには、必然的に客観的な視点も取り入れていくことになったことが大きかったと思う。また、教授のアドバイスも(個人的には)的確で、課題解決の目標設定に大いに役立った。この課題はTerm2においても解決に向けて努力中なのだが、このきっかけがないと、なかなかこの年になって自分から行動パターンを改めるきっかけがなかったので、非常にありがたかった。また、副産物?として、この授業をきっかけに、ペアをくんだ彼とは急速に仲が深まり、いまではすっかり仲良しにもなったし、お互い声を掛け合って、最近はどう?と相談を持ち掛けられる相手もつくることができた。

 

そして、そのBehavioral Fitnessの一環として、Term2の先月中盤に「360度評価」が行われた。これは、事前にウェブで前グループメイトすべてに対して各々50項目以上の評価+フリーコメントフィードバックを行い、実際授業時間内に彼らとお互いに対面でフィードバックを行うというものである。

 

このグループメイトへの評価付けが、まずは予想以上に時間がかかった。5段階評価をつけていくだけなのだが、項目数が50以上に及ぶうえに、10週間ともに苦楽を過ごした仲間でもあるので、なかなか極端な評価(特に低い評価)がつけにくかった。しかしながら、ここで日本的にすべて真ん中の評価にするとわけがわからなくなるので、できる限り濃淡を自分なりに各項目つけていった。更に困ったのがフリーコメントで、日本ですら、会社のチームメイトに文字にのこる形で評価を付けたことがなかったので、どこまでかいたらいいのかわからず苦戦。グループメンバーによって関係値の濃淡があったので、そこまで正直コメントを思いつかないメンバーもいたり・・・。結局、記入に数時間を費やしてしまった。

 

当日の授業では、特設サイトに自分のグループメイトからのアンケート結果がすべて集計されてレポート化されており、まずは教授がレポートの読み方を解説。その後、前グループメイトと久々の再開を果たし、直接フィードバックのコメントをもらうミーティングが設定された。このミーティングで私が新鮮だったのは、良いことも、悪いことも、ダイレクトにお互いに言い合うというカルチャーだった。僕の周りの社会人になってからの環境だと、良いことはまだしも、悪いことを直せ、とダイレクトに言ってくれる人って、新人のころの教育担当の先輩くらいしか思い出せないのだが、まさに教育担当の先輩に近い親身なアドバイスを与え合うのがこの前グループでの360度評価ミーティングだった。私も自分のもちうる(限りうる)英語力を振り絞り、なるべく相手が役に立つコメントをしようと努力した。やはり、どのメンバーも修正したほうがい良い点を指摘するのには言葉を慎重に選んでいたのは、大人のMBA学生同士の評価なのだとも思った。(一部、バトルになってしまったり、号泣する生徒が出てしまったグループも過去あったらしいが・・・)

 

この中で僕が改善点としてあげてもらったのはは、「発信量」をもっと増やすべきだ、ということ。自分としてはコミュニケーションを精いっぱいとっていたつもりではあったが、振り返ってみると、Term1は、英語力、そして外国人の気迫に負けて、話すタイミングを逸する授業や会議も多かった。そのため、発言はいろいろ聞く価値はあるのだが、もっといろんな場面で意見を聞きたかった、ということをダイレクトに言われた。ここで改めて気づいたのが、(最近はそうでもないのかもしれないが)均質化された文化の中で育った人がほとんどの社会の中でと、ダイバースな環境の中での情報発信は異なるやり方をとらないといけない、ということだ。機会をうかがって発言しない、また、雰囲気で伝えようとする、というのは、国際化が進む中、ますます僕個人、そして日本人全般的な価値を下げてしまうのかもしれないと危機感を覚えた。

 

また意外だったのは、自分ではそこまで気にかけていなかった効率性、自己規律、そしてまさかの柔軟性がグループ内でトップ評価だったこと。特に、最後の「柔軟性」は、知らず知らずだが、日本での学生生活と社会人になってからの経験のなかで身についていたのだろうか。確かに、いろいろな経験はしてきたほうかもしれないので、大量の課題がある中でもそんなに取り乱すこともなく解決に向けた道筋を考える、というのは国際的にみても慣れているほうなのかな、と思った。

 

ソフトスキル系のプログラムは、やもすると、否定的な意見も多いし、直接今後のキャリア(就活をする人は内定ゲットに、会社に戻る人は昇進?に)に結びつかないと考えるかもしれない。しかし、僕は、逆に、このソフトスキル系のプログラム充実は、私のような年食った学生には、もしかしたら最後になるかもしれない自分自身を振り返る新鮮な機会を与えてくれたと思っている。そして、今後の自分の軌道修正を行うよい材料になっていくと確信している。

ie business school Report4 バケーションの過ごし方 (旅行、インターンシップ)

しまった、またあっというまに4週間が経過してしまった。

年のせいもあってか、本当に最近、時が過ぎるのが早すぎる。

Term2も本格化し、各授業のイントロダクションが終わり、授業の内容が本格化してくると、またもや各科目のリーディングとグループワークに追われる毎日である。ただ、Term1よりは読解スピードが上がっているのと、慣れてきたせいか、Term1の最初ほど激烈な疲労は感じなくはなってきた。また、グループワークも後半の大物以外は数は多くないので、まだみんな穏やかといったところ。

さて、今回は、少し柔らかい話題、バケーションの過ごし方について買いてみたい。

IEは1年生のプログラムなので、少しラッキーなことに8月1か月間、夏休みがある。これも入れて12か月のプログラム。ちなみに9月入学生は8月がプログラム終了後なので、実質11か月のプログラムである。ただし、スペイン語の事前研修が8月からあるので、そこで夏の欧州を楽しめる。どちらにせよ、IEではいわゆる長いバケーションはないので、ゆったりMBAライフを送りたい方は、2年のプログラムをお勧めする。

 ちなみにIEの1月入学生に与えられたバケーションは、土日祭日と8月のバケーション以外だと

*Term1が終わった3月最終週の月曜

*Term2の中で4月のどこかでイースター休暇(1週間)

*Term2の5月第1週の2日間 (MBATを想定して)

*Term2が終わった6月最終週の月曜

*11月どこか1日

*12月卒業前1週間

のみである。計19日。ちょうど社会人の有給の日数、といったところだろうか。もちろん、日本の社会人や夏休みなんて1か月とれないので、それとくらべたらだいぶ恵まれてはいるということにはなるものの、日々忙しいプログラムに忙殺されている学生は、ここぞとばかりに時間を有効活用しよう、ということになる。

特に長期休暇は多くないので、夏休みに関しては、こと皆事前に入念に計画を立てる。大まかに以下の3タイプに分かれるイメージだろうか。

*帰省

奥様、旦那様、お子様がいる場合、家族で地元に帰省されるケースが多い。わがグループも本当に様々な国から来ている人が多く、帰省の話を聞くだけでもなんとなくどこか旅行に行った気分になる。ちなみに総じてアクティブで、帰省のついでに周辺の国を旅行してきたりする人も多い。

 

*旅行(欧州、中東、アフリカ)

シングルの人は、おもに学校のクラスメイトと旅行に行くことが多い。欧州内は航空券が事前購入すると激安なので、すでに夏休みを通り越して9月のオクトーバーフェスの計画をたてているツワモノも。またスペインから中東やアフリカも近いので、このあたりのデスティネーションに向かう人たちもちらほら。あとは南米。クラスメイトの一定数が南米から来ているので、心理的な距離はぐっとちかくなるし、日本から比べると半分の時間で行けるので、こちらに向かう者も。ちょっと、個人的に中東とアフリカはいろいろな危険性を考えて避けてしまいがちなのだが、欧州でも東欧だったり、南米あたりの日本から行きにくいところを攻めたいと思っている。

ちなみに旅行は、勉強が余裕がある(=主に英語ネイティブ?)人は、金曜夜から日曜までの2泊3日で隔週にてヨーロッパの様々な場所を訪れている方も。

 

インターンシップ(企業研修)

もう一つのMBAの夏休みの過ごし方、それはインターンシップ(企業研修)である。有給、無給、期間も数週間から2か月までと様々なものがあり、企業によって募集要項が異なる。僕が大学の新卒だったころは、ようやっとインターンシップという概念が日本にも浸透し始めていたところで、実際に僕がこれを体験する機会はなかったのだが、自分の就業の意思に限らず、興味ある業界についてある程度内側から体験することができるまたとないチャンスである。企業によってはIE向けのプログラムあっせんをするところもあり、キャリアセンターがおこなうそういった企業の説明会は予約争奪戦となったりする。(これは新卒のころと変わらないかも)

 

ただ、「2か月のインターンやる場合、学校の休みって1か月しかないけど、どうするの!?」という疑問がわいてくるだろう。ご安心あれ。2か月の場合、Lab periodをまるまるインターンに充てることができるIMBA Practiceというシステムがある。これは、インターンシップを学校が「授業と同等の価値がある内容である」と認めた場合、学校と企業が覚書を交わし提携することで、インターンシップを学校プログラムの単位として換算してくれる、というシステムである。概算だが、1割~2割くらいの生徒は、このシステムを活用してインターンをするようだ。(ただし、このシステムを活用した場合、Lab Periodのカリキュラムは、物理的に履修できなくなるので、Lab Periodもインターンもという方は、インターンを夏休みに収める=1か月以内にする交渉を企業とする必要が出てくる。ただし、ほとんどの外資人気企業は8週間くらいを最低としている感じ。また、事前にStudent Officeとどんな企業でどんな内容のインターンシップをするか、それがIMBA Practiceに適応できる内容なのかをすり合わせておく必要もある)

 

で、僕は直近で何を休みにしているのか?というと・・・、もちろん旅行である。

今回は東欧の都市をいくつか回ってくる。実はイースターの週も東欧に行ったのだが、非常に興味深かった。特に、共産圏から市場経済へコンバートした各国を回るのは、様々な変化を手に取るように見ることもできるし、比較的旅行費用も抑えながら様々なものを楽しめることができるのでお勧めだ。ただ、国によっては治安だったり、歴史的な背景を勉強していくべき国や都市もあるので、そういった勉強も怠ってはいけないと改めて思ったのであった。

次回は、Term2の授業or Lab Periodの授業についてご紹介したいと思う。

ie business school Report3 試験、ソーシャライズ

更新がまた遅くなってしまい、まさに土下座。

 

本日、Term1が無事終了し、つかの間の予習や課題に追われることのない週末に突入。すでに最後の試験後、昼からクラスメイトと飲んだり、久々にちゃんとした和食食べたりしていて、開放感を味わっている。

 

終わったばかりの試験について、記憶が鮮明なうちにまずは書き留めておく。

今回のTerm1では以下の主要科目が展開され、そのうち、★マークのついた科目で試験、〇マークのついた科目でグループプレゼンがあった。

 

ENTREPRENEURIAL MINDSET〇
アントレプレナーシップ基礎

FINANCIAL ACCOUNTING★

コーポレート会計基礎

INNOVATION IN A DIGITAL WORLD★

デジタル・ビジネス改革

LEADING PEOPLE & TEAMS★〇

ビジネス組織論

MANAGERIAL DECISION MAKING★

ビジネス基礎統計

MANAGERIAL ECONOMICS★

経済学

MARKETING MANAGEMENT〇

マーケティング

 

DIGITAL WORLDでは中間テストが、経済は中間・期末両方、それ以外のテスト科目は期末のみの実施。この期末テストの週の前後に、さらにアントレ、ビジネス組織論、マーケのグループプレゼンが重なり、この2週間は正直、毎日何かに追われている感じで、久々にスリリングな時を過ごした。

 

このころになると、みんな忙しくなってくるため、人の本質が出てくる。特にグループプレゼンをどうだれが負担するかは常に議題で、担当になったのに職務放棄?する人や、締切を守らない人が出現。たいていのグループが何等かもめていた。わがグループも例外ではなく、一番大きなグループレポート&プレゼン=マーケティングプロジェクトの個々のワークの締切を決めたのに、期日までにできない人もおり、一気にグループワークの雰囲気が悪くなったりした。また、レポートをまとめている最中に、個人の期末テストの勉強をやりたいからこれ以上グループワークしたくない!と申し出るものや、フェイドアウトしようとする者が出現・・・。ただし、なんとかチームも最後でまとまり、すべてのグループワークを完成させたのであった。

 

試験形式はまさに教授の個性が出て、バラエティに富んでいた。クラスによって教授が異なることも多く、日本人同級生でも同じテストを受けている人はほぼいない様子。

 

FINANCIAL ACCOUNTING★

コーポレート会計基礎=選択問題+キャッシュフロー計算書を手書き!で再現

INNOVATION IN A DIGITAL WORLD★

デジタル・ビジネス改革=選択問題+ミニエッセイ

LEADING PEOPLE & TEAMS★〇

ビジネス組織論=その場でケースを読んで答えるロングエッセイ(試験時間3時間!!)

MANAGERIAL DECISION MAKING★

ビジネス基礎統計=その場でケースを読んで答えるミニエッセイ

MANAGERIAL ECONOMICS★

経済学=選択問題+ミニエッセイ

 

基本、授業で教授が行ったこと+テキストの内容が試験範囲なので、予習をしっかりしていれば、復習で大きな苦労をすることは多くはないはずなのだが、とにかく英語でインプットして英語で頭の中を整理するのにまだ慣れていないため、とにかく復習に時間を取られてしまった。(中間テストよりはスピードがあがったが)

あと、どうしても、わからない内容を正確に把握しようとすると、日本語でリサーチすることも多かった。そういう意味では、渡航前に急いで受講した簿記2級講座がアカウンティングの授業で相当役に立ったのはお伝えしておきたい。(ほぼ授業の8割はカバーできた)正直、終わった直後なので結果はわからないが、中間テストに比べたら、はるかに手ごたえがあった。(とはいえ、結果が伴うかはまだわからないが)

 

ここからはソーシャライズについて。

ieのソーシャライズの機会は、数え始めたらきりがない。さすがに同じintake全員(250名?)で集まる機会はほとんどないが、

クラス

グループ

クラブ活動

有志のあつまり

特定の国をテーマした集まり(Japan Night, Indian Night, Peru dinner)

は毎日なんかしらの集いは開催されている。

また、週末は近場の日帰り旅行、ちょっとした連休は泊りがけの旅行なども自主的に企画されていて、エンジョイしようと思えば、きりがない。

 

ちなみに、2月のJapan Night(クラブ貸し切りのカラオケパーティだった)は入学早々、同級生にチケットを売りさばき、出し物も準備して、てんてこまいだったのだが、ここでとある出し物(なんとかペン)をしたことで、同級生内での私の知名度が一気に上がったため、やはりソーシャライズの機会はうまく活用すべきだと思っている。

 

各あつまりの概要は以下の通り。

クラスや有志の集まりは懇親の色が強く議題も特に定まってないので、だいたい食事をおいしく食べて終わるケースが多い。それに対して、ワーキンググループやクラブ活動の集まりは、目的が明確なもの同士があつまっており、話が深まる。各国のテーマイベントは中身によりけりだが、懇親会に近い雰囲気。

 

ちなみに、どれに参加する、しないはまったくの自由。日本のように、参加しなかったから疎まれるとかそういうことは、僕は感じたことはない。(金銭的な理由や、健康上の理由、そして宗教上の理由で来れない人もいるので)基本は自由に、自分の裁量で参加可能。

ここでジレンマになるのが、日ごろの勉強との兼ね合いだ。

正直、僕はケースを読み込んでそれなりの意見を考えるのに、一科目、どんなに早くても1.5時間はかかる。平均3つ授業があるとすると、前日にこなすためには最低4.5時間の予習が必要。授業がおわるのはたいてい4~5時くらいなので、そこからどんなに急いでも10時くらいまでは勉強することになる。これは最短なので、なんだかんだで12時くらいまでかかることもざらだ。そうすると、物理的にソーシャライズする時間がない、ということなってしまう。週末に課題がなければ先読みしておくが、Term1は後半になるとなんらか課題があったので、先読みもままらならなくなり、しばらく自転車操業になってしまっていたので、より事態は深刻に。結局授業が忙しくなった後半は、ほとんどソーシャライズできなくなってしまった。

 

もっと英語力があれば、もっとソーシャライズできたのに、と後悔もするが、どうにもならないので、Term2も自分のペースで、勉強量はキープしながら、自分のペースでなるべく多くの機会に参加していきたいと思っている。

ie business school Report2 グループワーク

またあっという間に3週間が経過しようとしている・・・。 

マドリードはすでに日中は15度くらいあり、初春の陽気ですがすがしい。たまにぐっと予習や課題をさぼって散歩したい!と思うのだが、多額の資金と時間を投じてきている学校を無駄にできるわけもなく、平日はあきらめている。週末も勉強が立て込んでいるのだが、ちょっとした散歩がこの上なく楽しい近頃である。

 

さて今回は、グループワークについて書きたい。(すみません、ソーシャライズは次回に)

 

1月入学の我々は英語トラックで4クラス、スペイン語トラックで1クラスの合計5クラス=合計約250名くらいの規模である。各クラスはおおよそ50名程度で、その中で7~8個ぐらいのグループが学校から割り当てられる。これは国籍、バックグラウンド、性格診断の結果、語学力?などさまざまな要素が考慮されているようだ。ちなみに僕のグループはメキシコ男性(システムエンジニア)・アメリカ男性(弁護士)・イタリア男性(プラントエンジニア)・コロンビア女性(ファイナンス)・ペルー女性(マーケティング)・インド男性(システムエンジニア)と私(マーケティング)の7名。マーケティングバックグラウンドはMBAの中では珍しいので、2名いるのは結構珍しい。また、IEは比較的に他校と比べると金融やコンサルといった王道の出身者が少ないようで、うちのグループにもこの2つのバックグラウンドの方はいない。

 

全員国籍もバックグラウンドも違うので、もちろんたまに「何言ってるの!?」と思うこともあるが、みなさんの意見の違いをみることができ、これが日本ではほぼ体験できないダイバーシティの中にいるのだ、と実感する。IEに来た大きな理由なので、ここは相当満足している。もちろん、それゆえ、議論が収束しなかったりもしたりするので、疲れるポイントでもある。これはクラスの授業とかでも同じだが。ただ、みんな日本の企業とか、文化には関心があるので、そういう方向の話は喜ぶ。

 

また、こういう言いかたはあまり英語でしないのだが、途上国(Emerging countries) と先進国出身の人では、今までの生活環境や文化も異なるため、どちらがいいのかはさておき、結構価値観のギャップがある。総じて、南米やアフリカ出身のかたのほうが、おそらく相当選ばれしもの(親のバックグランドとか学歴とか含めて)である確率が高く、かつ自分の国に問題意識を抱えてきているものが多いので、すべてへの熱量が大きい。その代わり、日本人や韓国人といったアジア人や、西欧人や北米人は、そのたぐいの熱量は低めな印象。

 

 

ちなみに語学力では、グループ内で比較すると明らかに自分が最下位。(クラスでもおそらく下から1/3~1/4のクラスターに入っている様相)アメリカ人とインド人はネイティブ、メキシコ人とイタリアン人はそれぞれカナダとイギリスで留学または勤務経験があり、ペルー人は外資系一流企業ご出身ということもあり、みなさん英語を使うことにまったく不得手はない。唯一、コロンビア人がちょっとたまに微妙かな?と思うこともあるが、おそらく仕事で不通に英語は使わざる終えなかったようで、当然僕よりはうまい。できるだけTOEFLで点数を取った後、発音矯正に通ったり、毎日スカイプ英会話もしていたのだが、やはりそもそも彼らと英語を使っている時間の総量が純ドメの僕とは違いすぎることが大きな原因のようだ。聞いてみると、各国、アメリカのテレビコンテンツの普及度が半端ないようで、日本では当然のごとく日本語吹き替えなのだが、コストのせいか、字幕で見ることが多いらしく、これが彼らのリスニング力向上や音声矯正に役に立っている。そのため、グループで結構喧々諤々の議論になると、いつ話に割り込んだらいいのかわからず、正直、いまでもたまにまごついてしまったりして、それがまた悔しかったりする。

 

本当になぜ大学で留学していなかったのかと大後悔なのだが、これは今更改善できないので、違うことで英語力=弱点をカバーする作戦に出ている。たとえば、スケジューリング。これはほとんどの外国人は苦手なので、日本人の得意分野。あと、出国前に3か月通った簿記学校の経験が今のところ生きているアカウンティングと仕事の知識が生きるマーケティング。このあたりでみんなをサポートし、英語力で表現しきれていない部分を補ってもらったりしているのである。この年になって若い子(平均年齢は30歳くらい)に助けてもらうのは忍びないのだが、かっこつける余裕もないので仕方ないし、さんざんローンチトレーニングで「コラボレーションが命」と一応たたきこまれているので、グループのみなさんも、発言が遅いからと言って怒られたことはない。ただし、これに安住するとバカなので、なるべく文法とか単語のセレクトが崩れたとしても、発言するよう努力している。

 

ここからは日ごろのグループ活動について。

毎日、グループワークの時間が1時間学校から割り当てられており、会議室も予約されている。しかし、それ以外のグループの運営は、すべてグループに任されている。我々のグループは最初のミーティングにて、以下のルールを設定。

*個々にできることは事前にやってグループワークに臨む

*グループ課題が最優先。個別の読み物の共有は時間があれば。

*なるべく土日には集まらない

このルールに基づいて集まり、グループワークを行っている。このグループはTerm1/2にて設定されるそうで、Termごとにグループが変わる。Term1は3/24まで!(もう1/4が終わる)なので、あと3週間の協業である。思い起こせば1月の初旬、緊張の面持ちにて、みんなで一度ディナーに行ったころが懐かしい。

 

8割方の科目で何等かグループ課題が設定されるため、もっぱら毎日何等かの課題をグループでとりくんでいる。この後3月は、グループの課題が毎週2つずつくらい出てくるので、個別にメイン担当を決めて、分業しながら進めている。一番大きなマーケティングの課題はみんなが担当なのだが、個別担当で、僕は協議の結果、まさかのアントレ!(まったく未経験)とアカウンティング。アントレは自分の思い付きアイデアがグループ案として採用されてしまったので致し方なしなのだが・・・。

 

結構頑張って前倒しでやっているのだが、それでも英語のレポートって準備するところから日本語と違って大変だと痛感。なぜ当時の日本の大学は、英語のレポートを貸さなかったのか恨みつつ、さて、そろそろ本日も勉強に戻ることとする。

 

そろそろグループ課題や個別課題に加え、期末テスト!の勉強も始まるのだが、すきをみて更新していきたい。

ie business school Report1 CoreTerm 授業概観

まずは、隔週の更新を怠っていたことを猛省。

(先週、実はキャンパスビジットに来ていただいた方から、最近このブログを読んでいるという発言を伺い、約束どおり更新していなかったことを対面でお詫びした。)

 

完全に言い訳だが、ここまでバタバタしているのは久しぶりで、かつての会社の繁忙期を思い出す。古き良き時代は、夜中まで資料をむさぼるように読んで企画書を書いたりしていたのだが、そんな状況が海外の大学院に来てフラッシュバック。覚悟はしていたものの、久々にその境遇に置かれると、感覚を取り戻すのに時間がかかるのであった。

 

また、久々に不慣れなことの連続で、正直、慣れるのに体力を消耗していたのは確実だ。そもそも朝から晩まで英語で生活する環境も初めてだし、他の人もこれは同様だが、すべて周りが新しい人で、かつ様々な国の人たち。最初の2週目くらいまで、毎日学校が終わると、仮眠をしに家に帰らないと頭が重くなってしまう感じが続いていたのだが、最近、ようやく多少ペースをつかめてきた気がする。僕にとって、それだけIEでの新しい生活が久々にガチンコで向き合わなければならない「真新しい環境」であったといえる。この年で、日本ではなかなかできない、意義深く、ある意味スリリングな体験だ。

 

今回は、主に授業について書いていきたい。

 

前回の更新から1か月が経過し、授業もすでに明日から5週目に突入。IEは大きく3つの学期(period)に分かれており、一番長いperiodが1~6月まで展開されるCore Period(全20週)である。今週であっという間にCoreの1/4が終わろうとしているのである!Coreの中でも前期・後期(Term1/2)と分かれており、実際、今週から早々とTerm1の中間テストが始まってくる。すべての科目でテストがあるわけではなく、通常の授業が続くところは、すべての授業に必須!である予習(おもにケーススタディの読み込みと設定された問題があるものに対しては回答を用意する)も当然並行して行うこととなる。そのため、まさに今週末もテスト勉強と予習がダブルパンチとなり、GMATやエッセイに取り組んでた頃に戻ったかのように、外のカフェにパソコンを持ち出し、勉強にいそしんでいた。

 

ここで予習について。事前に聞いてはいたものの、日本の大学の授業とは異なり、IEもスペインにはあるものの、アメリカが作ったMBAの骨格を基にしたMBAプログラムである。それゆえ、基本的には予習はマストで、予習の文献に基づいた発言やディスカッションが授業の中心となる。それゆえ、予習しないと、授業に参加できず、最大30%を占める成績評価に大きく傷がはいることとなる。1授業・平均で15~30ページくらいのケーススタディや参考文献が提示されており、1日授業数がだいたい3コマなので、最大だと(ここまではめったにないけど)60~80ページ!も読むことになる。

いざ自分で取り組み始めると、最初のほうは力のいれどころがわからず、本当に時間も体力も消耗してしまったが、1か月経って、なんとか自分のペースをつかんできたところだ。だいたい今の平均予習時間は1日4~5時間といったところだろうか。

 

授業は、1日最大4コマ!(4コマだと、朝9時から夕方6時くらいまで、休憩は挟む者の学校にずっといることになる。平均1日3コマが目安)

基本、事前の課題に基づいた内容が展開される。授業の進め方は、教授によって千差万別だ。生徒の意見をピックアップして上手に議論を自分の方向に広げいていく教授、どちらかというと日本スタイルで教官として指導していく教授・・・。教授のバックグラウンドも国籍も多彩だ。

ただ、いずれにしても、アカデミックな内容を、なるべく実践のビジネスの場で応用できるようにカリキュラム化していることは強く感じる。無駄な理屈ばかりの授業は今のところない。

また、授業での何らかの参加(Participation)は求めてくる。これも、当然、ビジネスの会議で(日本ではOKだったりもするが)発言ゼロの参加者は意味がないのと同様、自分がそこにいる以上、自分の考えを共有し、クラスメイトに気づきを与える必要があるのだ。

このParticipationだが、日本とは異なり、アピールの意味も含めてどんどん手を挙げていく。正直、私はこれに最初あまりなじめなかった。

なじめなかった理由を分析してみると、まず日本でそんな光景見たことがなかったので、生理的に気持ち悪かった。(これは数週間経てば慣れる)もう一方の大きな理由は、瞬発的に手を挙げてあたったとして、ちゃんとした意見を言えるのだろうか、そして、それがクラスのほかの生徒の気づきに貢献できるのだろうか、という自分自身の英語力への自身のなさであった。

そのため、最初の1週間は、まずは授業を聞き取るの精いっぱいだったこともあり、静観を決め込んだ。そして、2週間目に突入して、ようやく英語の授業のリスニングに慣れ始めてきたとき、なんとなくクラスメイトの発言についても内容が精査できるようにもなってきた。そこでよくよく発言を聞いてみると、だいたい3つのタイプに集約されてくることがわかってきた。

  • 文献に書かれていたことを発言
  • 文献を掘り下げ、自分の経験と照らし合わせて新しい価値を提供する発言
  • 的外れな発言

当然、教授は③はいらないし、生徒も求めていない。が、挙手競争に打ち勝とうとした結果、③になってしまう生徒もちらほら出てくる。また、①は、はっきりいって、そこまで価値を持たない発言ととらえている教授も多い。なぜならば、文献を読んでいればみんな知っていることを発声しているだけだからである。

そのため、英語が下手ながらも、②を狙って、毎回の授業で何か言ってやろう、という作戦をとることにした。なかなか2週目は発言ができなかったのだが、3週目以降、なんとか各授業で、1回は②に近い発言をするチャンスはもらえるようにはなってきた。きちんと英語でうまく言えてるか?は微妙なことも多々なのだが・・・・。

 

そんなこんなで、この1か月は、とにかく授業中心の生活になんとか慣れる、ということで終わってしまったのであった。

 

次回は、そんな中で、並行して取り組んでいるグループワークや、ソーシャライズについての現状をまとめられたらと思う。